【選ばれるための商品カラー】カラーマーケティングとは?2024/04/10

今回から【選ばれるための商品カラー】を大テーマとして
メルマガを発信して行きたいと思います。

購買意欲と商品の色との関係は?
この色はどのターゲットに刺さるのか?

それらを過去の例をひも解いて、独自の視点で考察して行きますね。

「カラーマーケティングとは?」について
日本マーケティング学会カンファレンスで発表した論文(河野、田中,2020)の
中から記述を抜粋いたします。


潜在顧客を見つけるカラーマーケティング法
―消費行動を促す色彩心理とは― 

=================================
2. カラーマーケティングの歴史

カラーマーケティングとは,色が人に与える心理的・生理的効用を有効に使い,
売れる商品・サービスを展開するためのマーケティング戦略のことである。
1950年代アメリカでマーケティングの専攻者がこぞってカラーマーケティングを
提唱し始めた。
アメリカのカラーコンサルタントL.チェスキン(1907-1981)は
「デザインや形態に対する人間の判断は,より精神的・理性的であるが,
色彩に対する反応はずっと情動的である。つまり,形は人間の理性に訴えられるが,
色彩は直接人間の情緒部分に食い込んでくる。それだけ印象も強烈になって記憶に
残りやすい。」
「われわれの行為の大体90%は感情によってよび起こされ,
僅かに10%が理性によって誘発される」と指摘している。
現在,カラーマーケティング戦略を様々な企業が展開している。
2017年には特許庁が「色彩のみからなる商標」として,トンボ鉛筆やセブン-イレブン・ジャパンの店舗及び商品に使用される色の組み合わせを商法登録として認めた。

=================================

まずは有名な事例から紹介していこうと思っています。

「カラーマーケティング」が「マーケティング」の中で、無くてならない不動の
位置づけにしたいと言うのがこの取り組みの目的です。


◆カラー研修のお問い合わせはこちらへ
 https://www.shikisaisha.jp/contact