久々の外壁カラー監修2021/10/20

先日、久々に外壁カラー監修を行いました。

10年ほど前は、色彩舎に住宅チームがあり、神戸市の大型マンションのカラー監修などを手掛けていました。

今回は、久々の外壁カラー監修のご依頼です。

1年前に、兵庫県の苦楽園に中古の一軒家を購入され、そこから家のメンテンスを
始められたそうです。

汚れた壁を洗い、繁りすぎた木々を伐採し、庭には野菜などを植えて育てられていました。

ご依頼主は絵もご自分で描かれ、また絵も購入されるコレクターの方なので、
とにかく家にも「美意識」と「こだわり」が強い方です。

そんな方なので、外壁カラーに関しても、ずっと1年前からご家族(5名)であれこれと検討されていました。

私が訪問した時には、外壁カラーの色見本の中からすでに「5色」を選ばれていて、
これでいいのかどうかの確認を「カラーの専門家」からの客観的な意見を聞きたいというご要望でした。

4台分の駐車場がある邸宅でのカラー監修でアドバイスさせていただいたのは次の3 点。

1,隣の家の外壁の色と調和させる色を選ぶことが必要

⇒ 配色は周りとの調和がとても大切です。

2,色の温度感を合わせることが大切

⇒ 全体的にピーチやベージュなどマイルドな(暖かみのある)色を中心に
選ばれていましたが、さらに一色氷のような真っ白な色も選ばれていました。
ここだけ温度感が変わってしまうので、オフホワイトをアドバイス。

3.遊び心で色をチョイス、スパイスを利かせる

⇒ 教科書通りの配色ではつまらないので、遊べるところは色で遊ぶ。
正面玄関のレンガのネジの部分は「黄色」を使って遊ぶ。
大型キャンピングカーのあるガレージの壁は、キャンピングカーがかっこ良く
見えるように、壁は少しハードなデザインと色で仕上げる。

これらのアドバイスとても喜んでいただけました。

久々の外壁カラー監修とてもやりがいがありました。

また出来上がりを拝見させていただくのが今からとても楽しみです。

色彩舎では、従来のカラー研修を実施しながら、
カラーマーケティングの発信も行っています。

また、色彩舎スタッフの活動報告もあります。

■スキマCLUB
2021年11月9日(火)14:00~14:45

〈カラーマーケティング〉
同じ業界でも戦略の違いがカラーで分かる!?ケーキショップ、銀行の例
https://sukimaclub-20211109-shikisaisha.peatix.com/view

■色彩舎の活動報告(10月15日配信分)
自分で勝手に燃える人、人から火を分けてもらう人
https://note.com/kobe_shikisaisha/n/n2ee6c3d039c8