代金を肩代わり!?ナイキのカラーマーケティング2020/06/17
ナイキといえば、陸上選手の『ショッキングピンクのシューズ』が話題になったのが記憶に新しいですね。
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ナイキのカラーマーケティングは、1985年の『エアジョーダン 1』のエピソードが有名です。
ナイキはアディダスを愛用していたマイケル・ジョーダンを振り向かせるために、
オリジナルシューズを提供しました。
それがマイケル・のジョーダン所属チームである「シカゴ・ブルズ」の赤をあしらった『エアジョーダン1』です。
当時のNBAでは、シューズの色に関して『白もしくは黒の割合が51%以上』であることが厳格に定められていました。
そのため、『エアジョーダン1』を履いた場合はNBAのシューズ規定に違反しているとして、
毎試合5,000ドルの罰金が課せられていました。
ナイキはその罰金を肩代わりし、マイケル・ジョーダンに『エアジョーダン1』を着用させ続けたので
大きな話題となりました。
当時は今ほどカラーは重要視されていませんでしたし、かなり思い切った戦略だったといえるでしょう。
罰金を肩代わりしてでも赤のシューズを守り抜いたのは、
それだけナイキがカラーマーケティングの重要性を理解していたということです。
この経験が、2019年のショッキングピンクのシューズの成功にもつながっているのです。