真面目すぎる堅実ママのお悩み2019/02/08

受験シーズン真っ只中!
 
既に、ホッと胸をなでおろした方も、
結果は3月までまだまだかかる方もいらっしゃると思います。
 
受験生本人はもちろん、親や学校、塾なども
「合格」の文字を見るまでは生きた心地がしない(!?)
ですね。
 
【カラータイプ理論論文】
 
関西学院大学経営戦略研究家 研究会誌 掲載
ビジネス&アカウンティング・レビュー 第22号
「経営理念・ビジョンとマーケティング戦略の整合性
-カラータイプ理論からのアプローチ-」
河野 万里子/佐藤 善信)
https://kwansei-ac.jp/journal/
(*P27~31にカラータイプ別学習塾分析について解説しています)
 
「模擬テストでは合格ラインだったのに」
「風邪をひいてしまって、受験当日本当の実力が出せ無かった」
 
と言っても、そんなことは通用しない。
 
「受かる」か「受からない」か。
 
それが受験ですね。
 
この受験が上手くいっても、親の悩みは終わりません。
 
次の悩みが待っていたりします。
 
4つのカラータイプの中でその悩みを一番抱えやすいのが
『真面目な堅実タイプ』の親。
 
特に、
青の「冷静」「真面目」
茶色の「堅実」「頑固」
 
の点が高いタイプの方たちです。
 
堅実タイプの親の典型的なひとつの例を
修了レポートからご紹介させていただきます。
 
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(2級修了レポートからの抜粋・子育て座談会で7名のママが参加)
 
・・・
 
今回、子育ての悩みを抱えていたのは、Eさん、Fさん、Gさんの堅実タイプ。
3人とも、堅実×協調タイプでした。
3人の中でお子さんの悩みを一番たくさん話されたのがGさんでした。
 
Gさんは、中学生の息子さんについて深刻に悩まれていました。
 
息子さんは、中高一貫校へせっかく入学できたのに、
勉強や学校に対して全く前向きではなく、家でのネガティブな発言や
反抗的な態度など、なんとかしてもっと前向きにできないかとのことでした。
 
いろいろと息子さんの様子を聴いていると、
学校で頑張っていることもいっぱいあることもわかりました。
 
しかし、Gさんは常識や安定を好む堅実タイプとしての特徴が思考に現れていて、
息子さんが今のままだとこの先困るのではないかという不安も強いようでした。
 
そんなGさんへは、私だけでなく他のお母さんからも
「今の息子さんの状態は、全然問題ないよ。
もっといいところを見たほうがいいよ」など、
温かいアドバイスをたくさんもらえたのですが、
どうもスッキリしないようすでした。
 
Gさんはけっこう頑固で、人の言うことをあまり参考にしないのは、
堅実タイプの短所だろうと感じました。
 
さらにGさんは「息子が中高一貫校へ合格するまで、親としても必死でした。
 
こんなに私も頑張ってサポートしたのに、
いざ入学したら全然やる気をださない息子にイライラします。」と言われました。
 
結局Gさんは、自分が子どものために頑張ったことは正しいという裏願望が
あるのだろうと思います。
 
それは、集計シートのモチベーションが下がる言葉に『あなたが悪い』と
書かれていることからも感じます。
 
これは私の推測になりますが、
Gさんは息子さんや夫からの誉め言葉が欲しかったのではないでしょうか?
 
「お母さんがサポートしてくれたから合格できたよ」
「お母さんのおかげだよ」といった言葉をもらいたいのではないかと感じました。
 
またGさんは、創造タイプの点数が1点でした。
 
だから、常識にとらわれすぎてしまい、息子さんに対して「まあいいか」といった
許容量が極端に少ないため、今の息子さんの状態を許せないのでしょう。
 
Gさん以外の堅実タイプ、Eさん、Fさんもお子さんのことの悩みは、
Gさんほどではないですが、
やはり常識や安定を子どもに求めることからくる悩みでした。
 
これらのことから、堅実タイプの親御さんは、安心や安定を求める傾向が強く、
社会の規範や世間常識といわれる価値観をとても気にして、
それを子どもへ求める気持ちが強くあります。
 
さらに、Gさんのように創造タイプの点数が低くなると、
子どもの行動が自分の理想や価値観と違ったときに許せなくなるため、
親自身が苦しむだけでなく、
 
子どもも親から理解されないために苦しく、
親子関係がどんどん悪化していく可能性が高くなることがわかります。
 
今回カラータイプ診断をしたことで、
子育ての悩みとカラータイプの相関関係がはっきりと見えました。
 
今後も子育て座談会や子育て相談に、カラータイプを活用して、
それぞれのタイプに応じたアドバイスをしていけば、
自分の活動に幅が広がると確信できました。
 
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教育熱心な堅実タイプのママのお悩みは、
子供が違うタイプ(特に自由奔放な創造タイプ)だと
更にその悩みが深くなるようです。
 
子供の良かれと思った声掛けや態度が
うまく伝わらない・・・。
 
真面目に教育をしようとすればするほど、
その距離が遠くなる。
 
反対に、創造タイプの子供が堅実タイプの親や先生に
その個性をつぶされてしまうというSOSの声も多いのです。
 
今度は、創造タイプの子供からの声をメルマガ
ご紹介させていただきますね。