『流行色で顧客の今の気分を知る』2022/02/07
春先になると新しい色が店頭に並び、春が来るのが待ち遠しくなりますね。
昨年はラベンダーやミントグリーンなどの優しくて軽やかな色が多かったのですが、
今年の店先は「かなり鮮やかな色が多色で攻めている!」という印象を受けます。
神戸のオフィス近くのZARAに立ち寄ったところ、
もう鮮やかな色のファッションのオンパレードでした!
鮮やかなピンク
イエローグリーン
オレンジ
グリーン
ブルー
など、くすみのない冴えた色がとても多く、鮮やかなブルーとオレンジを組み合わせという
「色ON色」のコーディネートもインパクトがありました。
さて、こんな刺激的な色たちを見ると人はどう考え、行動パターンを変えるのか?
「もう、こんなにはじけちゃっていいんだ!」
「オシャレして外に出かけたい!」
「鮮やかな色に負けないように自分磨きをしなきゃ」
「そう言えば、身体にルーズなファッションが多かったな、リモートになってから。ビシッとした格好もしたいな」
というように、春に向かって新しい自分になりたいという活発な消費行動に変わっていくと考えられます。
マーケティング担当者はもちろん経営者に是非知っていただきたいのが、
この「流行色と顧客心理との関係」。
今の気分は、今流行っている色で推測することが出来ます。
あと、こんなに鮮やかでカラフルな色が出てくると、
「華やかで、オシャレで、ポジティブで、陰での頑張りは全く見せず、
明るくユーモアを飛ばせるぶっとんだ人」が受け入れやすくなります。
受け入れやすいというよりも、そういう人を求めていると言った方がいいのかも知れません。
このイメージは正に「BIG BOSS」の新庄監督ですね。
たぶん、これからしばらくは
苦労したとか頑張った感が表に出ている人よりも
そんな気配は全く見えない(本当に苦労がないかどうかは別として)人が脚光を浴びると予想しています。
起業家でも政治家でも俳優でも歌手でも。
そしてそんな人たちのチカラも借りながら、明るく未来を切り開いていきたいですね。