カラー研修今昔物語2021/03/31

コロナ禍で、研修もオンラインを導入している企業様が多いと思います。
色彩舎でもカラー研修メニューを、
「カラータイプ研修編」
「カラーコーディネート研修【資料作成編】」
「パーソナルカラー研修編」
としてリアルとオンラインで提供させていただいています。
私もこのカラーの仕事を20年近くしていますが、
研修スタイルや講師の求められるものが、時代の移り変わりと共に
大きく変わっています。
例えば、カラーコーディネート研修。
10年前までは、色彩検定の内容とパソコン上での色再現などの内容を
講義と実習を交えて、12時間(2日間)で行っていました。
大阪府枚方市に研修センターがあるメーカー様での研修に集まる受講生は
1泊2日の泊りで研修に参加されていました。
1日目に学んだカラーの基礎知識を一晩温めて、次に日の研修に挑むという
日程です。
その時には、パソコン上で資料作成するのはもちろんのこと、色エンピツを使ったアナログなワークも取り入れていました。
そして、その同じ内容の研修が、
12時間から4時間にギュッと短縮したのが、今回のオンライン研修です。
一人ずつの配色ワークを確認する時間はないので、
代表数名の方のワークを「画面共有」という形で参加者全員とシェアします。
また、研修参加される方たちは、主催者の方以外は自宅での参加なので、
その集中力を保つのが大変ですね。
ここは工夫をして、適度にワークを入れたり、休憩をとったり。
講師のスキルが問われる研修ですが、参加者の方たちから
「とてもためになった」「明日からすぐに実践できる」と感想をいただけるのは
とても講師として嬉しいことです。
あとは、「パーソナカラー研修」
これは通常は一人ずつにドレープ(色布)当てて、似合う色を見つけていきます。
オンライン研修ではパソコン越しでの診断になるので、当初はリアル研修でご依頼いただいていました。
しかし、今年1月に入ってまた東京での緊急事態宣言。
急遽神戸と東京でのオンラインでのパーソナルカラー研修実施となりました。
オンライン上で一人一人のパーソナルカラー診断と似合うメイク法やネクタイなどの小物のアドバイス。
パーソナルカラー研修がオンラインで実施されることがあるなんて
少し前までは正直思っていなかったですね。
でもそれも無事終わり、「とても有意義な研修だった」と喜びのお声をいただいています。
時代の変化に対応していく能力が、研修講師としてとても重要なことだと
体感した次第です。
カラータイプ研修は、研修あとに担当課長さんより「カラーの知識を身につけるための研修依頼だったが、結果として社内のコミュニケーションがとても良くなった。」と
感想をいただきました。
自己分析が出来るだけではなく、コミュニケーションアップに繋がるのがカラータイプ研修です。