『研修講師に必要な研修マナー』2022/03/14

3月のスキマCLUBで、
『カラー研修講師になるための極意』
~カラーの知識以外に何が必要?~

のテーマでオンライン講座を開催しました。

内容は、特に知っていただきたい「研修講師」になるための心構えです。

私自身、起業してから「講師業」はもう20年し続けていることになります。

その講師の種類を、仕事をしてきた順番で列記すると

①目の前のお客様に教える「カラー講師」
②企業や団体に単発で呼ばれる「セミナー講師」
③大学のエクステンション講座での「色彩検定対策講座講師」
④コンサルタント会社などから依頼を受ける「企業研修講師」
⑤商工会議所などの「行政での講座講師」
⑥カルチャーや市民講座などで教える「カルチャー講師」
⑦自分で仕事を取り、企画から交渉までを全てする「企業研修講師」
⑧大学で教える「非常勤講師」

仕事受注の難易度からすると、
①~⑥までの講師業と⑦⑧では、同じカラーの内容を教えているように見えて、
その難易度は全く別ものです。

ただ、何故私がその難易度の高い
⑦自分で仕事を取り、企画から交渉までを全てする「企業研修講師」
を出来るようになったのかというお話をさせていただきますね。

起業をした早い段階で
④コンサルタント会社から依頼を受ける「企業研修講師」
の経験を徹底的に積むことが出来たからです。

起業したての2年目から「研修講師」のチャンスをいただけたのですから、
これはとても幸運だったと思っています。
この時に先輩コンサルタントから「研修講師」で気をつけなければいけない
研修マナーなどを自然に学ばせていただきました。

「研修講師」となると、
教える内容やパワーポイント作成、そして当日のファッション選びなどが大変なのではと
思われるかも知れませんが、
それは「出来て当たり前」のことで、それ以外のことがすごく大事になってきます。

例えば、企業の研修ご担当者様たちとランチをした時。
私はランチタイムだったので「いつもの自分」が出てしまいました。
「親子丼にするか、カキフライ定食にするか」で少しだけ悩んだと思います。
(ランチメニューを決める時、何故か優柔不断なのです)
また、普段あまり早く食事をしないので、これもいつものペースでランチを済ませました。

その後、先輩コンサルタントからこう言われました。
「河野さんはいつも通り、ゆっくりとお昼ご飯を食べていたね。」

「あっ!!」と思いました。
研修講師は、その日の朝から家に帰るまでが研修講師。
研修講師たるもの、ランチは素早く決めて、ササっと食べ終わらなければいけなかったのです。

研修が終わって、先輩コンサルタントと一緒にエレベーターに乗ってビルを出て、
近くの駅まで歩く間、

「今日の研修は○○だったね。」
みたいな話はしません。
その話をしていいのは、完全にその圏内から離れた喫茶店などです。

このプロ研修講師の心構えを教えてくださった先輩コンサルタントは昨年お亡くなりになりました。

研修講師としての基盤をつくっていただいたことに心より感謝すると共に、
この場を借りてご冥福をお祈りいたします。