色彩舎メルマガ 『 芸術の秋×カラー 』

  色彩舎メールマガジン                     2011/11/11  189号

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 河野万里子率いるカラーインストラクターがそれぞれの分野で

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                 『 芸術の秋×カラー 』

                        

                 本部インストラクター  青柳 彩子

 

 

 

 みなさんこんにちは。

 資格取得のエキスパート、本部インストラクターの青柳彩子です。

 

 

 いよいよ明後日は色彩検定。

 受験予定者の方はラストスパート!の時ですね。

 

 

 今回のメルマガでは「芸術の秋」ということで、

 先日行った『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』※を

 ちょこっと検定のマメ知識も交えながらご紹介します。

 

 

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 『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』は、

 印象派・ポスト印象派コレクションの展覧会です。

 

 「印象派」と聞いてピンときた方は、

 さすが!きっちり勉強されていますね。

 

 

 時代は19世紀ヨーロッパ。

 フランスの高名な化学者であったシュブルールが、

 王室ゴブラン織工場の監督官にあたっていた時、

 染色技術に問題がないのに

 染色の仕上がりが悪いという苦情を受けました。

 

 彼は色の組み合わせに問題があるのでは?

 と考え原因を追究したところ、隣り合った色が互いに影響し、

 仕上がりの色が変化して見えることに気づきました。

 色彩の同時対比の法則の発見です。

 (『AFT色彩検定公式テキスト1級』より)

 

 

 このシュブルールの発見が、

 後に印象派の画家たちに大きな影響を及ぼしました。

 

 印象派の画家の代表といえば、

 クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、

 カミーユ・ピサロら。

 

 彼らは、自然の中できらめく光を表現しようとしました。

 そのため、絵の具の混色によって画面が暗くならないよう、

 できるだけ色を混ぜず、色彩の同時対比を活かして

 独特の技法を生み出しました。

 

 展覧会では、画家ではないシュブルールの名前は一切出てきません。

 ですので、この経緯を知っているだけでも、

 印象派誕生の背景が分かり大変興味深い展覧会になります。

 

 

 

 印象派誕生の後、

 より科学的で体系づけられた手法で絵画表現を行ったのが

 新印象派と呼ばれるスーラです。

 

 スーラは色彩現象を均一で小さな点の集合に置き換える

 「点描法」を編み出しました。

 いわゆる「並置加法混色」です。

 

 

 「並置加法混色」は、様々な色の点や線が並ぶことで、

 実際には混ざり合った色ではなくとも、

 離れたところから見ると混色された色としてみることができます。

 (『AFT色彩検定公式テキスト3級』より)

 

 点描法も絵の具の混色とは違い、画面が暗くなりません。

 スーラの絵は、どの作品も柔らかな光を感じ、

 穏やかな印象の景色が広がっています。

 

 

 

 最後に、展覧会一番の「顔」ともいえる

 フィンセント・ファン・ゴッホの「自画像」についてみていきましょう。

 

 最晩年に描かれたその絵は、精神療養院に自ら入院し、

 1ヶ月もの間激しい発作に襲われ、回復後初めて描かれたものです。

 

 

 血色の悪い顔は、青い背景に照らし出されていっそう白く見えますが、

 古来から精神性の象徴でもある青は、その鋭い眼差しと相まって、

 病に打ち勝とうとするファン・ゴッホの強い意志を表しているようにも見えます。

 (作品解説より)

 

 

 青い背景の前に、青い衣服を着用し、力強い眼差しで

こちらをにらむように見つめるゴッホ。

 青は作品解説にあるように、内なる自分や内向的な意味を表す色です。

 

 また、アメリカのカラリストであるチェスキンは、

 「青は失望と同義語である。青い悪魔を持つという言葉は、

 かつて狂気を意味した。」と言っています。

 

 私はゴッホの自画像から、強い意志というより

 その筆致と青の多用から狂気さえ感じました。

 

 どちらにしても、ゴッホは色彩が持つ心理作用を巧みに操り、

 観る人の感情までも左右する

 力強い表現力を兼ね備えていたのでしょうね。

 

 

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 色彩の知識を持ち合わせていると、

 ひとつの展覧会でも社会的・文化的背景、絵画の技法、

 色彩心理といった様々な観点から鑑賞することができます。

 

 この色彩の幅広さと奥深さを知ることが、

 色彩を勉強する醍醐味ではないかなと私は思っています。

 

 

 

 それでは、色彩検定受験者の方、ギリギリまであきらめず

 試験に臨んでくださいね!

 (当日は筆記用具・受験票・時計をお忘れなく!)

 

 

 

 ※『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』

 京都市美術館にて11月27日まで開催中。

 

 

 

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 【河野万里子編集後記】

 

 芸術の秋ですね~。私も美術館に行きたくなりました。

 

 ゴッホの狂気を帯びた青と黄色の色彩。

 心をえぐられるような気持ちになりながらも

 強烈に惹かれてしまうのは何故でしょう。

 まさに人の心を動かす色彩のマジックです。

 

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